【超入門】少額から始める金の延べ棒投資の基本!知っておきたい3つの方法
「金の延べ棒(インゴット)なんて、お金持ちがやることでしょ?」
そう思っていませんか?
実は、最近では数千円、数万円といった少額からでも、金に投資する方法が増えています。
「将来の資産形成のために、少しずつでも金を持ちたい」と考える方が増えているからこそ、選択肢が広がっているんですね。
この記事では、初心者の方でも安心して始められる、少額からの金投資方法を3つご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解して、あなたに合った投資方法を見つけましょう。
1. 少額から始めるなら「純金積立」がおすすめ!
「純金積立」は、文字通り毎月決まった金額で少しずつ金を購入していく方法です。
金融機関や貴金属メーカーが提供しており、1,000円や3,000円といった少額から始められるのが大きな魅力です。
【メリット】
無理なく続けられる:毎月一定額を積み立てていくので、まとまった資金がなくても始められます。
ドルコスト平均法でリスク軽減:価格が高い時には少なく、安い時には多く金を購入することになるため、長期的に見て平均購入価格を抑えることができます。
保管の手間がかからない:購入した金は、業者が代わりに厳重に保管してくれるので、盗難や紛失の心配がありません。
【デメリット】
手数料がかかる:購入時や年会費として手数料がかかる場合があります。事前にしっかりと確認しましょう。
金の現物を受け取るには条件がある:積立分を金の延べ棒として現物で受け取るには、ある程度のグラム数(まとまった量)になるまで積み立てる必要があります。
2. ミニサイズのインゴットで「現物投資」
「やっぱり金の延べ棒を実際に手元に置いておきたい!」という方には、ミニサイズのインゴット(ミニインゴット)がおすすめです。
5gや10gといった小さなサイズのインゴットが、大手貴金属メーカーや地金商のオンラインショップなどで販売されています。
【メリット】
所有する喜びがある:実際に金の現物を手元に置くことで、資産を「守っている」という実感が得られます。
いつでも換金しやすい:国際的な規格に沿って作られているため、必要になったらいつでも売却して現金化しやすいという利点があります。
【デメリット】
まとまった資金が必要:純金積立よりは少額で済みますが、それでも数万円〜数十万円といったまとまった資金が必要です。
バーチャージ(手数料)が割高:小さいサイズのインゴットは、加工費にあたる「バーチャージ」がグラム単価で割高になる傾向があります。
盗難・紛失リスク:自宅で保管する場合、盗難や紛失のリスクを考慮する必要があります。銀行の貸金庫などを利用すれば安心ですが、別途費用がかかります。
3. 「金ETF・金投資信託」で手軽に投資
金の現物を直接所有せずに、金価格に連動する金融商品に投資する方法です。
株式と同じように、証券会社を通じて手軽に売買できます。
【メリット】
手軽に始められる:証券口座を持っていれば、オンラインで簡単に取引できます。
少額から購入可能:1万円以下から始められる商品も多く、少額での投資が可能です。
保管コストがかからない:現物を所有しないため、保管費用や盗難リスクを考える必要がありません。
【デメリット】
現物ではない:あくまで金融商品であり、金の延べ棒そのものを手に入れることはできません。
手数料がかかる:信託報酬や売買手数料といったコストが発生します。
あなたに合った金投資の選び方
投資方法 | おすすめな人 |
純金積立 | 毎月コツコツと無理なく資産形成したい人、盗難リスクを避けたい人 |
ミニインゴット | 実際に金の現物を手元に置いておきたい人、まとまった資金がある人 |
金ETF・金投資信託 | 少額で手軽に金価格に連動した資産を持ちたい人、保管の手間を省きたい人 |
まとめ
金の延べ棒投資は、必ずしも大金持ちだけのものではありません。
「純金積立」「ミニインゴット」「金ETF・金投資信託」など、少額からでも始められる様々な方法があります。
金は、株式や債券とは異なる値動きをすることが多いため、資産全体のリスクを分散させる(リスクヘッジ)役割を果たしてくれます。
将来の資産形成を考える上で、「守りの資産」として金を取り入れてみるのも良いでしょう。
自分に合った方法を選んで、賢く金投資を始めてみませんか?