金の延べ棒を買うならここを確認!純度と重量の正しい見方
「資産として金の延べ棒を買ってみたいけど、何に気をつけたらいいの?」
「純度ってどうやって確認するんだろう?」
金の延べ棒(インゴット)は、安全資産として古くから世界中で取引されています。しかし、高価な買い物だからこそ、失敗しないためにも、購入前に必ずチェックすべきポイントがあります。
その中でも特に重要なのが、金の**「純度」と「重量」**です。この二つが、その金の本当の価値を決めると言っても過言ではありません。
今回は、金の延べ棒を購入する際に確認すべき、純度と重量の正しい見方について解説します。
1. 金の「純度」を確認する
金の価値は、その純度によって決まります。金の延べ棒の純度は、一般的に**「999.9」という数字で表され、「フォーナイン」**と呼ばれます。
999.9(フォーナイン):
これは、金の純度が99.99%以上であることを示しています。国際的に通用する最高水準の純度であり、多くの信頼できるブランドがこの純度を保証しています。
K24(24金):
K24は、金が24分の24、つまり100%純金であることを意味します。ただし、理論上100%の純金は存在しないため、実質的には99.99%の純度を表します。
金の延べ棒には、これらの純度を示す刻印が必ず施されています。この刻印がない、あるいは不明確なものは、本物ではない可能性があるので注意が必要です。
2. 金の「重量」を確認する
金の価値は重量に比例するため、正確な重量を確認することも非常に重要です。金の延べ棒の重量は、**グラム(g)またはトロイオンス(oz)**で表されます。
グラム(g):
日本国内では、グラム単位で表示されることが一般的です。10g、50g、100gなど、様々なサイズがあります。
トロイオンス(oz):
国際的な金の取引で使われる単位です。1トロイオンスは約31.1035グラムに相当します。
金の延べ棒には、必ず正確な重量が刻印されています。この刻印が、取引の際の信頼性を担保する証となります。
3. その他の重要な刻印
純度と重量の他にも、金の延べ棒には以下のような重要な刻印が施されています。
ブランド名(メーカー名):
金の延べ棒を製造したメーカー名が刻印されています。田中貴金属工業、三菱マテリアルなど、世界的にも信頼性の高いブランドを選ぶことが大切です。
シリアル番号:
すべての延べ棒に、固有のシリアル番号が刻印されています。これにより、その延べ棒がいつ、どこで製造されたかを追跡することができます。
グッドデリバリー・バー認定マーク:
ロンドン金市場協会(LBMA)が定める厳しい基準をクリアした製造者であることを証明するマークです。このマークがある延べ棒は、国際的に信頼性が高く、世界中でスムーズに売買できます。
まとめ
金の延べ棒は、一生ものの資産です。購入する際は、必ず以下の3つのポイントを確認してください。
**純度:「999.9」**の刻印があるか。
**重量:**正確なグラム数やトロイオンス数が刻印されているか。
**ブランド:**信頼できるメーカーの刻印があるか。
これらの刻印は、その金の延べ棒が本物であることを証明する「パスポート」のようなものです。
後々の売却まで見据えて、安心して取引するためにも、信頼できる販売店で、これらの刻印がしっかりと確認できる金の延べ棒を選びましょう。