知ればもっと面白い!金延べ棒の種類とそれぞれの特徴
「金延べ棒」と聞くと、銀行の金庫に眠る、あの大きな塊を想像するかもしれません。しかし、実は金延べ棒には、重さや形、そして呼び方まで、様々な種類があるんです。
今回は、それぞれの金延べ棒が持つ個性と、その特徴について、分かりやすくご紹介します。
1. 形状による違い:インゴットとキヘイ
金延べ棒には、大きく分けて**「インゴット」と「キヘイ」**の2つの形状があります。
インゴット(バー、延べ棒)
特徴:
一般的にイメージされる、長方形の平らな板状の金塊です。
表面には、金の純度や重さ、製造元の刻印が打たれています。
純度は**99.99%(フォーナイン)**が一般的で、非常に高い純度を誇ります。
主な用途:
資産保全や投資目的で、世界中で広く取引されています。
グラム単位から1kgまで、様々な重さで製造されています。
キヘイ(喜平)
特徴:
金の鎖を潰して作られた、アクセサリーとして加工されたものです。
独自のカットと編み方で、チェーンが美しく輝くのが特徴です。
主な用途:
ネックレスやブレスレットとして、アクセサリーとして身につけられます。
インゴットと同様に、金の純度や重さが刻印されているため、資産価値も認められています。
2. 重さによる違い:グラムからキログラムまで
金延べ棒は、様々な重さで製造されており、用途や予算に合わせて選ぶことができます。
グラム単位:
1gや5gなど、比較的小さな単位から購入できます。
初めて金を保有したい方や、手軽に少額から投資を始めたい方におすすめです。
オンス単位:
1オンス(約31.103g)のものが国際的に広く取引されています。
金貨もこの単位で製造されることが多いです。
キログラム単位:
1kgの金延べ棒は、主にプロの投資家や金融機関が保有するものです。
資産保全の目的で、大口の取引に利用されます。
3. 金延べ棒に刻まれる情報
金延べ棒には、その価値を証明する重要な情報が刻印されています。
純度:
**「999.9」**と表記され、金の純度が99.99%であることを示します。
ブランド名:
田中貴金属工業や三菱マテリアルなど、信頼できる地金メーカーのロゴや名前が刻印されています。このブランド刻印があることで、品質が保証されます。
シリアルナンバー:
一つひとつの金延べ棒に、固有の番号が振られています。これは、偽造を防ぎ、金の流通経路を追跡するために重要です。
まとめ
金延べ棒は、その形状や重さによって、様々な種類があります。
インゴット: 投資目的の資産保全に
キヘイ: アクセサリーとして身につける資産に
これらの違いを理解することで、あなたの目的に合った金延べ棒を見つけることができます。金延べ棒の美しい輝きは、その価値を証明する確かな情報に裏打ちされているのです。