「金の延べ棒」ってどうやって買うの?初心者でも安心!購入前に知っておきたい必要書類と準備ガイド
「金の延べ棒」、なんだか映画の世界に出てくるもの…なんて思っていませんか?実は、私たち一般人でも、意外と手軽に金の延べ棒(インゴット)を購入することができるんです。
でも、高価なものだけに、「何か特別な手続きが必要なのかな?」「書類をたくさん揃えなきゃいけないの?」と不安になりますよね。今回は、そんな皆さんの疑問を解消するために、金の延べ棒を購入する際に必要な準備と書類について、分かりやすく解説していきます!
まずはこれ!金の延べ棒購入に絶対必要な「3つの準備」
金の延べ棒を買う、と一口に言っても、衝動的に買えるものではありません。まずは、購入にスムーズに進むための、大切な3つの準備から見ていきましょう。
資金の準備
金の延べ棒は、その日の金相場(グラム単価)によって価格が毎日変動します。希望するグラム数の延べ棒の価格がいくらになるか、事前に確認しておきましょう。また、購入時には「手数料(バーチャージ)」がかかることがほとんどです。これは、小さい延べ棒ほど割高になる傾向があるので、しっかりとチェックしておきましょう。
購入先の検討
金の延べ棒は、主に以下のような場所で購入できます。
大手貴金属店・商社: 田中貴金属工業や三菱マテリアルなど、信頼性の高い大手企業がおすすめです。実店舗での購入はもちろん、オンラインや電話での購入も可能です。
地金商・宝飾店: 地方の地金商や、金の取り扱いがある宝飾店でも購入できます。
証券会社: 証券会社でも金を取り扱うところがありますが、多くは現物の受け渡しではなく「金地金投資口座」のような形で取引されます。
情報収集
金は経済情勢によって価格が大きく変わるため、購入時の相場をチェックすることはもちろん、購入先のサービス内容(手数料、保管サービスなど)も比較検討することが大切です。
これがないと始まらない!購入時に提示する「本人確認書類」
金の延べ棒は高額な取引となるため、安全な取引を確保するために、購入者の本人確認が法律で義務付けられています。これを怠ると、マネーロンダリング(資金洗浄)などの犯罪に繋がる可能性があるため、どの業者でも厳格に行われています。
具体的には、以下のいずれかが必要になります。
1. 顔写真付きの身分証明書(1点)
運転免許証
マイナンバーカード
パスポート
住民基本台帳カード(顔写真付き)
在留カード
※有効期限が切れていない原本が必要です。
2. 顔写真のない身分証明書(2点)
健康保険証
年金手帳
住民票の写し(発行から一定期間内のもの)
※顔写真付きの書類がない場合、上記の書類を複数組み合わせて提示する必要があります。
また、取引金額が200万円を超える場合は、「犯罪収益移転防止法」により、本人確認がより厳格に行われることになります。
忘れちゃいけない!金の購入・売却に関わる「税金」の知識
金の延べ棒を買う時に、実は税金が関わってくることをご存じですか?
購入時: 購入価格に消費税がかかります。これは、私たちが日用品を買うのと同じで、販売業者に支払うことになります。
売却時: 将来、購入した金を売って利益が出た場合、その利益は譲渡所得となり、税金の対象となります。
この譲渡所得には、年間50万円の特別控除枠があり、また、購入から5年を超えて保有して売却すると、利益から控除できる金額が増えるなど、税金の計算方法が変わってきます。
購入した金の価格を証明する書類(領収書など)は、売却時の税金計算で非常に重要になるので、大切に保管しておきましょう。
まとめ:賢く準備して、安心して金の延べ棒を手に入れよう!
金の延べ棒の購入は、決して難しいものではありません。
事前に相場や手数料をリサーチする。
購入先の店舗やオンラインサイトを決める。
運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を準備する。
この3つのステップをしっかり踏めば、初心者でも安心して金の現物資産を保有することができます。
ぜひ、この記事を参考に、あなただけの金の延べ棒を手に入れてみてくださいね。