偽物を掴まないために!金の延べ棒購入時にチェックすべきポイント
「金の延べ棒を買いたいけど、偽物じゃないか心配…」
「どうやって本物を見分ければいいの?」
金の延べ棒(地金)は、世界中で取引される価値の高い資産です。だからこそ、残念ながら偽物も出回っているのが現状です。
高額な買い物だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。今回は、金の延べ棒を安心して購入するために、偽物を見分けるための重要なチェックポイントを解説します。
1. 信頼できる「販売元」を選ぶ
これが、最も重要かつ確実な偽物対策です。
金の延べ棒を購入する際は、以下のような信頼できる場所を選びましょう。
田中貴金属工業、三菱マテリアル、三井金属鉱業などの大手貴金属メーカー
公的な機関(日本銀行など)の認可を受けた販売会社
信頼と実績のある地金商、ジュエリー専門店
これらの正規販売店では、金の品質や重量が厳しく管理されており、偽物が流通する可能性はほとんどありません。
2. 「刻印」を必ず確認する
金の延べ棒には、本物であることの証明として、様々な情報が刻印されています。
品位(純度):
「999.9」や「FINE GOLD」といった、金の純度を示す刻印がされているか確認しましょう。
重量:
「100g」や「1kg」など、グラム(g)やキログラム(kg)で重量が刻印されています。
ブランド名(メーカー名):
田中貴金属工業の「TANAKA」、三菱マテリアルの「MITSUBISHI」など、メーカーのロゴや社名が刻印されています。
シリアルナンバー:
一つ一つの延べ棒に固有の番号が刻印されています。これにより、製造から流通までの履歴を追跡できます。
3. 「色」や「音」で簡易チェック
プロでなくても、ある程度の見分けは可能です。
色:
純金は、光沢のある鮮やかな黄金色をしています。もし、白っぽい、あるいは錆びているように見える場合は、偽物の可能性があります。
音:
金の延べ棒は、叩くと「コーン」という澄んだ高い音がします。もし、鈍い音がする場合は、中に別の金属が含まれている可能性があります。
ただし、これらの方法はあくまで簡易的なチェックであり、精巧な偽物には通用しないこともあります。
4. 「価格」も重要な判断基準
「なぜか相場より安すぎる…」
このように感じた場合は、注意が必要です。
金の価格は、世界の相場によって日々変動しています。相場を大きく下回る価格で販売されている場合は、偽物である可能性が非常に高いです。
まとめ:賢く、安心して金を手にしよう
金の延べ棒は、**「信頼できる販売元から購入する」**ことが、偽物を避ける最も確実な方法です。
大手貴金属メーカーや公的な機関の認可を受けた業者を選ぶ。
品位、重量、ブランド名、シリアルナンバーなどの刻印をチェックする。
価格が相場とかけ離れていないか確認する。
これらのポイントを押さえることで、偽物を掴むことなく、安心して金の延べ棒を購入し、大切な資産を守ることができます。